「私の確信について」

チャプレン室　泉川 留美子

あなたがたが年をとっても、わたし（神）はおなじようにする。

あなたが白髪になっても、わたしは背負う。

わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。

背負って救い出す。イザヤ46：4

 

特定医療法人アガペ会には

サービス付き高齢者住宅「ファミリエ」という施設があります。

ほぼ、身の回りのことは自分ですることが可能だという

ご高齢の方々が13名、入居しています。

13名の入居者の方々の平均年齢は82歳ですが、

その中の数名は90歳前後です。

13名の皆さん、それぞれに元気で過ごしていますが、

何といっても、90歳前後の方々の元気さは群を抜いています。

 

毎日、早朝から1時間、外へ散歩に出かける人。

食事を作って、もてなすことが

生かされている私の使命だと、

ケーキやコーヒー、食事を作っては

周りの方々にふるまう人。

毎日、自家用車で外出を楽しむ人。

沖縄のいろいろなことを研究・執筆している人。

この施設のご高齢の方々を見ていると

「老人」という定義、見方が変わります。

 

体にはあちらこちら弱さを覚えてはいますが

残されている人生を、より元気に、より楽しく、

過ごしていこうという姿勢に

まだまだ、私も頑張らなくてはと思わされています。

 

私も高齢者の仲間入りをし、膝に痛みがあり、

夜中に何度も目が覚め、早朝から起き出している毎日です。

家族のためには、長く生かしてくださいと祈っていますが、

どんな状況が襲ってきても、この施設の方々のように

心は元気に、平安を保ちながら過ごせると確信しています。

それは、先の聖書のことばのように、

私たちが白髪になり、どんなに弱ろうとも、

神様が常に私たちを背負って、

助けてくださるという約束があるからです。

人生１００年時代と言われるこの頃。

すべてを背負って、守り、導いてくださる

神様に頼って、お互いに幸せな人生を全うしたいものです。