こころのサプリメント「聖書の約束のことばを信じて」
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こころのサプリメント「聖書の約束のことばを信じて」
チャプレン室 泉川 留美子
聖文舎から出版されていた
アーチ・ブック「たのしいせいしょえほん」という本がありました。
特に私は生まれつきの盲人バルテマイの
36巻「みえるようにしてください」という絵本が大好きでした。
バルテマイは盲人で、働くこともできず物乞いをして生きていました。
ユダヤ人の「救い主」が来られる、「まことの救い主」なら、
生まれつきの盲人の目を癒し見えるようにしてくださると、
当時のユダヤ人は信じていたそうです。
生まれつき目の見えない人の目は、人の力では癒すことができません。
ある日、イエス様が近くにおられるということを聞いて、
バルテマイは大きな声で何度も何度も叫ぶのです。
「私をあわれんでください」と。
そして、イエス様のあわれみと力によって、彼の目は見えるようになったのです。
生まれて初めて、自分の目でまわりの世界や人々が見えたとき、
彼の喜びはどんなに大きなものだったことでしょう。
生まれつき盲人の彼は、自分の目を開いてくださる
「救い主」の到来がどれほど待ち遠しいことだったでしょう。
「救い主」の到来こそが彼にとって、たった1つの希望だったのです。
新約聖書ヨハネの黙示録には、この世界は過ぎ去って、
「新しい天と新しい地」が与えられるという約束が記されています。
そこは死も、悲しみも、叫びも、苦しみもなく、神様が私たちの涙をぬぐい、
私たちと共に永遠に住んでくださるということが書かれています。
地震、津波、大雨、洪水、火山噴火など次々と起こる自然災害、
そして、まだ終わりの見えないコロナ禍、
私たちの日常には様々な困難があり、気持が萎えてしまいそうです。
こんな時だからこそ、盲人バルテマイが切実にメシアの到来を待ち望んだように、
聖書の約束のことばを信じ、やがて与えられる素晴らしい世界、
新しい天と新しい地を切実に待ち望む者でありたいと思っています。
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