「VW(ビジョン&ワークハード)」
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「VW(ビジョン&ワークハード)」
瑞慶山 真
「細胞を見ていると、こんな凄いものは、やっぱり神様にしか作れないな、と。」
これはiPS細胞の研究、開発で知られる山中伸弥先生の言葉です。
父親が働く町工場に行き、修理に持ち込まれてくる時計やラジオと小さな部品を見ながら、なぜ針は動くのか、どうして音が聞こえるのか、その仕組みがどこにあるのか興味を持つ子どもだったそうです。
医者を志したのは中学生のとき、父親の病気がきっかけでした。
研修医のときに父親を亡くし、臨床医となって外科の道に進むのですが、思うようにいかず挫折を味わいました。
「今は治療法がない病気も、研究の成果で将来は治療法が見つかるかもしれない。」
臨床医から医学研究者への転身でした。
渡米したものの、駆け出しの無名な研究者には大変厳しい世界だったようですが、恩師となる方と出会い、道が開かれていきます。
帰国後も苦労の連続でしたが「ビジョンさえあれば大丈夫」と、山中先生にとって座右の銘となる恩師から頂いた「VW(ビジョン&ワークハード)」の言葉に何度も励まされたと言います。
そのような体験を通して、再生医療を大きく飛躍させる技術を確立されました。
ビジョンの実現まで、もう一歩のところまできている研究もあると言います。
山中伸弥先生のお話を聞いたとき、私はすぐに「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事をおこなわせてくださる方です。」という聖書の言葉がパッと頭に浮かび、本当にそうだと思いました。
アガペ会の働きの中心に据えられているのは「愛(神様の愛=アガペ)」です。
私たちは、神様と人、人と人が結ばれる 世界、社会、人間関係を目指しています。
そのために無くてはならないのが愛だからです。
その愛は、誰もが受け入れられ、かけがえのない存在として大切にされることと
聖書は教えています。
これが私たちのビジョンです。
優れた知識や磨き上げられた技術を自由に使いこなせても
愛がなければ無に等しいと聖書は教えます。
その愛は決して絶えることがありません。
あなたの愛に添えて、
届けられる一つひとつのケアで今日も誰かが笑顔になりますように。
愛は決して絶えることがありません。 (コリント人への手紙 第一13章8節)
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